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SAROMAN BLUE 鈴木健司

SAROMAN BLUE 鈴木健司

武田の杜トレイルランニングレース 完走記

出発は予定通り自宅を3時30分に出発!!真夜中なので順調に流れ、談合坂で休憩を入れるもののお腹も空いていないので、すぐに出発して一宮御坂ICから武田神社を目指した。

途中朝ご飯をどうしようか?悩みながらも国道20号の甲州街道の懐かしい景色を見ながら進む。

結局甲府駅までやってきたが、松屋や吉野家も見当たらず結局コンビニで購入。そして武田神社へ向かった。

武田の交差点を曲がると、神社まで一直線の登り坂!富士五湖の最後の登りのイメージです。


神社には5時30分過ぎに到着。まだ真っ暗な駐車場に案内する警備員がいるので迷わずに到着した。

そして前泊入りしていた有里さんと有美さんと合流し、受付に向かう。

6時30分からの受付に合わせて武田神社へ向かうと、早速富士吉田のチームコアの皆さんに遭遇!

さらに良くアートスポーツをご利用頂くお客様にも会えた。

揃って口にするのは『あれ??トレイルもやるんですか??』だった・・・(笑)

これに留まらず『なんでいるんですか?』などを含め20人くらいのランナーに不思議そうに見られた。

そして大会プロデューサー石川弘樹氏に会った時も、こちらから『あら珍しい!って言わないでくださいね!』と先制攻撃!!

『短いからキツいっすよ!でも楽しんで!』と声を掛けてもらった。

スタイル!スタートライン!

スタイルは足下から『NEWTON』&『CEP』!
右側がトレイル用、これの方が良かったのかな?
CEPのピンクは見送りでブラックで勝負!!

ショートパンツは丈の長さを考慮してNIKEのランパン!

そしてインナーには日本未発売のCEPトライパンツ&アシックスハムストリングスタイツを着用した。

シャツは朝の寒さは予想できたが、日中は寒さには問題ないと考えたので、ファイントラック&肩バランス&TYRシャツだ!
着用カラーは完売。

首のバンダナはニコちゃんバンダナではなかったので、これでアート鈴木と分からなかったのかもしれない。

そしてトレイルランニングレース仕様のサンバイザーでスタートした!!

今回のナンバーカードはシールタイプ!!新しい試みという事だが、パンツに貼ってもゴワゴワ感は気にならなかった。

エネルーギーにはもちろんショッツワイルドビーンと新商品『ハニースティンガー』をチョイス!!


そしてハイドレーションの中身はショッツのエレクトロライトショッツ!


以上の装備で午前8時のスタートを迎えた!!

スタートライン!武田神社前

スタートすると武田神社の周りを1周する。里山と言われるように住宅地の脇の道からトレイルに入る。若干の渋滞をしながらもキツい登りを登って行く。

トレイル入口少し渋滞します

スタート地点の武田神社は300メートルちょっとの標高。まず前半の要害山は770メートルだ。

要害山の名の通り、山頂まで登って行く間はつづら折りの登り坂となっていて敵の侵入を防ぐ効果が伺える。

所々走れる部分があるが、ひたすら続く登りに心拍数は上がって来た。

要害山山頂
ようやく到着した頂上は少し平らで開けている。後ろのランナーを流すと同時にハニースティンガーを流し込んだ。

ここまで約1時間経過!距離の確認をしていなかったが、後から確認すると6キロぐらいだったと思われる。

そしていよいよ下り!第1関門の鳥獣センターまでは下りのイメージでいた。

341名の出走者だったとのことだが、女性ランナーが多かったので、前半の登りでは中盤くらいに位置しているイメージだった。

給水&補給で前後に誰もいなくなった。前のランナーを追い掛けるにも姿が見えない。

あっているのかな??ちょっと不安もあるが分岐はないのでペースを上げて前を追い掛ける。

10分間下ると、高尾山の1号路のようなアスファルトの登りが始まる!!
高尾山の1号路みたい第1給水所

約3分登ってようやく第1給水所に到着!!ここでもハニースティンガーのバーを4等分にして口に入れた。

さらに階段状の登りが続いた後に、ようやく長い下りに入って行く!

そして事件は発生した・・・。

要害山山頂

要害山を過ぎて走り易いトレイルに突入!かと思いきや、ある程度下るとアスファルトの坂道や階段が続く!

トップの人は走ってるのかな?

ようやく長い下りに入っていくと、落ち葉が敷き詰められたフカフカのトレイルを走る!

途中、下から登ってくるランナー達が!

なんとコースアウトしてしまったらしく、2キロくらい下りてしまったようだ。

さほど間違えるようなコースではなく、右に目をやれば緩やかな道が広がっているのも見える。

降りてしまったランナーは速いランナーなので、先行するも詰まりそうな場所で流していった。

参加者も多くないので3人から5人の集団で、5秒くらいで済むのだ。

少し緩やかな下りに入り前もいなく、気持ち良く加速した瞬間にその時はやって来た!

右カーブに差し掛かるところ、踏み込んだ左足首が外側に倒れ込み、外くるぶしに全体重が乗っかった!

『バキッ!』枝かな?足かな?

転倒はしなかったものの後ろの女性ランナーにも

『捻りましたよね!大丈夫ですか?誰か呼んだ方がいいんじゃないですか?』

他の3人くらいにも声を掛けて頂きました。

とりあえず『大丈夫です!ありがとうございます。』

その場でケンケンするような状態だったが、着地の分には痛みは少ない。

しかしどのくらいくるぶしにダメージがあるか知りたかったので、座って指でツンツンしてみると、

『こりゃかなり痛い!ダメだダメだ!進もう!』

始めは歩いて様子を見る。カカトから着地するフォームではなくなっているので、くるぶしに負担が掛かることは少ないようだ。

しかし、フカフカな落ち葉トレイルの中でなぜ?

スタート前に事前説明会に参加した有美さんと有里さんが言っていた

『見えないところに石があるから気を付けてください!』と。これか!

なってしまったものは仕方ない。

とりあえずアスファルトのコースに戻り誘導員の方がいたが、止めるつもりはなかった。

時間を確認すると1時間22分を過ぎている。大体1時間20分くらいにやったな。

とレースを振り返った時のポイントをしっかり抑えている自分がいた。

予定は4時間くらいだったので、あと3時間弱。なんとか行けるかな?

第1関門の鳥獣センターは何キロだっただろう?コースの事前チェックを怠っていることに気付く。

とりあえず足の状態を確認するが、CEPハイソックスを履いているので外傷はない。

転倒もしていないので、手や膝なども大丈夫だ。とりあえず要害山を過ぎたわけだから、登りは少ないはずだ。

第1関門以降は厳しい登りがあるのは知っていたので、様子を見ながら行こう。

再び緩やかな下りに入ると問題なく走ることができる。

武田の杜スタート前~チームコア~NEWTONやECCOを履くようになってから

無意識にフラット気味に着地するようになったので

カカトに対しての負担は少ない。

しかし一度ぬかるみやガタガタの地面が表れると

オロオロしてしまう。

幸いランナーも少ないので時折先に通すだけで

渋滞などの原因にはならなかった。

知り合いのランナーが追い付いてくると、

『捻挫しちゃいました!バキッ!って。』と伝え、

『絶対完走はします!』と見送った。


バランスを崩さないようにペースは落とし気味にはなっているが、登りでなければ歩くことはない。

この武田の杜だから走れているのを感じた。

基本的には下っているが時折ある登りは歩くのが精一杯。

平坦や下りで稼ぐしかないようだ。

1キロのペースで見ると約7分から8分以内には収まっていそうだ。

そして第1関門が下りの先に見えてきた。第1関門に到着すると応援の有美さんが迎えてくれた。

捻挫した脚第1関門後の登り


距離にして約18キロ地点だ。到着は2時間25分くらい。

『捻挫しちゃいました!』『大丈夫ですか?』

『ウルトラモードに切り替えて完走だけ目指します!4時間と思ってたんで5時間以内には!』

この時の脚の状態はこちら。まだ腫れている感じはない。

応援の有美さんはトップ3番手のヤマケンさんが、エイドでもたくさん喋りながらレースを楽しむように魅了されていたようだ(笑)

有美さんの声援に推されアスファルトの坂道を登る。

極端にびっこを引くこともなかったが、

グッと踏ん張ると痛みが走る。後ろの有里さんには追い付かれるかな?


岩場は階段!?白山休憩舎付近より


この先にピークの登りを覚悟していたが、とんでもない山越え?岩登り?が待っていた!

『おいおい待ってくれよ!』と言わずにはいれない岩場。

体重を支えるには捕まりながら一歩一歩進むだけ。

景色が良くなるわけだ!最高の眺めと共に、まだまだ続く岩場。

この登りに相当体力を奪われた。登りきると側にあったベンチにぐったりと座り込んだ。

白山休憩舎からの甲府盆地と反対側には千代田湖が望める。

しかしそんな余裕もなく下りに入るが、下りの方が腰を下ろしたり、捕まったり、安定しない足元に苦労した。

第1関門から約1時間掛けて一山クリアすると、コアスポーツの渡辺さんや有美さんがまた応援してくれていた。

そこまでの下りも脂汗を掻きながら降りていた。

この先第2関門


有里さんとは約10分離れていたそうだが、間もなく追い付かれるだろう。

第2関門へ向けた登りは疲労感から走ることは出来なかった。

登りきると第2関門に到着した。約22キロ。あと8キロと思えば気が楽になった。

ここではガス欠にならないように、ハニースティンガーを摂取!バーも少しだけお腹に入れた。



よし!頑張ろう!

脚の痛みは相変わらず踏み込んだ時だけ。

再び走りやすいトレイルに入るとペースを上げられると思っていたが、

予想以上に土の表面がデコボコしていたので、つま先でチョコチョコ脚の踏み場を探すような感じになってしまった。

コースは分岐点に差し掛かった。

先行するランナーが左からやって来る!そして僕たちは右へ。

ここまで戻ってくるのか。あと何キロ地点なんだろう?

分岐点から下りコースの事前チェックしていなかったので、まったく想像できなかった。

右へコースを取ると緩やかな走りやすい下り坂。

しかしいつかはあの分岐点まで戻らないといけないとなると、いずれは登りを覚悟する。

周囲はまるで夕方のような陽の当たり方で、

まだお昼なのに不思議な気分になった。

人も相変わらず少ない・・・

大会というのを忘れさせてくれる。

すると後ろから!!


『鈴木さ~~ん!大丈夫ですか!?』と有里さんがやって来た!!

『まだまだ時間あるし、ゆっくり来てくださいね!』

と下りでかっ飛んで消えていった・・・(笑)

3時間41分経過ラスト5キロで3時間44分!


長い下りを下りきるとやっぱり登りだった・・・。

鋭角に左折して登って行くランナーの姿が見える。

残り5キロを通過してあと1時間かな?と予定を立てた。3時間44分だったので5時間以内ならば十分でしょ!

登りは全く走れないが、ケガがなければどうなんだろう?

来年は走れるように体力の温存をしておかないといけないなと感じた。

そしてまた緩やかな下りが始まると第2給水所が見えて来た。

こちらから薄らと富士山が望めた。写真だと分からないなあ・・・。
第2給水所 3時間54分経過富士山を望む


ラスト3キロ 4時間01分

スタートすると非常に走りやすい落ち葉が敷きつめられた道になる。

しかしコースは段々登り勾配に・・・。

ここの辺りから本店の時のお客さんだったWさんとご一緒に。

歩きながらいろいろと話して歩く。

その様子はWさんのブログよりご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/iwaki4/archives/51657902.html

僕の写真もたくさんあります!


あと1キロくらい 4時間22分経過

ラストはゴールが近くなるというのに登りばかり・・・。

下りはいつあるのか?と思いながらひたすら進む。

後ろからはコアスポーツのOさんが追い付いて来た!!

『もうちょっと頑張りましょう!』

あと1キロを過ぎてゴールはどこだろう??

左手に駐車場が見えて来て、もうすぐかな??


あと少しですよ!!ゴールはこの上です!


左の写真はゴール手前。係の方にもうすぐゴールですよ!と指されたのは右の方向・・・。

右の写真は右手の山を見上げたところ・・・。

えっ!!『あと300メートルです!頑張って!!』

『マジっすか!!無理だ~~!!』

ラストの木段

残り300メートルと聞いても、力が出なかった。

4時間を経過しての登り階段・・・痛みが走る。

そしてお腹が空いてきた・・・。

一歩一歩の階段を登る度に大量の汗を掻いてしまう。

後ろから来るランナーを止まって道を譲る。

あと数段。

『右に曲がったらゴールですよ!』の声にも

全く力が出なかった・・・。


最後の階段を登り切りゴールゲートが見えてきた!

ナンバーカードを読み上げる人がいたが、アナウンスの方へナンバーが伝わっていなかった。

パンツにナンバーカードも付いていたので、自分の名前が呼ばれずにゴールを迎えた気がするが、

たくさんの人が『鈴木さんが来た~~!』と迎えてくれた。

ライブラリ - 6646.jpg
ゴール!!


4時間39分28秒でゴール!!

予想の5時間よりも20分くらい早かった。しかしツライレースとなった。

ゴール直後ゴール後のほうとうとアイシングほうとう


ゴール後は応援に回ってくれた有美さんと先にゴールした有里さんのお2人に手厚くサポートして頂きました。

全く動けずほうとうのおかわりやアイシングの氷などお世話になりました。

アートスポーツから参加した本店の七村店長は僕よりも6分遅れでゴール!!ゴール後、お互いに健闘を讃えました。

ゴール地点からは有美さんが車でゴール地点まで来てくれていたので、そのままホテルのお風呂へ向かいました。

そして武田神社へ戻ってから愛車のモビリオスパイクをピックアップし、甲府駅近くのお蕎麦屋さんへ!

もちろん目的はB級グルメの鳥もつ煮です!

鳥もつ煮定食!


走って&温泉&グルメと都心から1時間半で満喫できるトレイルレースでした。

練習にも武田神社を起点にすればとても楽しめるコースだと分かったので、また来たいと思います。

翌日捻挫だと思って整形外科に行ったら『剥離骨折』だったことは言うまでもない。

人生初の松葉杖・・・良い経験になりました。実は松葉杖で滑って胸を強打!!

おそらく肋骨にヒビが入ったと思いますが、整形外科で診察してもらうのも恥ずかしかったので自然治癒力で治しました・・・(汗)

松葉杖生活は気を付けましょう・・・。

P2010_1213_141357.JPG2010-12-18 09:29:04


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